日常に帰ろう

「山と温泉のきろく」を書いている月山ももの日記です

7/20(木)「オイシーのが好き!」というドラマ

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「オイシーのが好き」という1989年にTBSで放送されたドラマがある。

松下由樹が主演で、我らの藤井フミヤ氏がまだ「藤井郁弥」という表記だったころに、かなり重要な役どころで出演していたドラマだ。

実は放送当時、私の地元山形県にはTBS系列の放送局が存在せず、雑誌などでフミヤ氏の出演情報を得ていたのに見ることができなくてものすごく悔しかったという……見てないけどある意味思いで深いドラマで。

それが最近になってParaviでいつでも見れるということを知り、いつか見ようと思ってマイリストに登録していたのだけど、7月1日にParaviがU-NEXTに統合されたタイミングで「期間限定公開」扱いに変更されてしまったのだ!

そんなわけで7月いっぱいで「オイシーのが好き!」の配信が終わってしまうので、重い腰をあげて見ることにした。

昔めちゃめちゃ見たいと思っていたのになぜこれまで見なかったかと言うと(Paraviにはずっと加入していたというのに)実は以前1話の最初のところだけ見て、あまりの古さに見続けるのがしんどいと思ってしまったのだ。

服装やモラルや文化、生活習慣などの違いがすごいので

「うわーこの頃、こういう時代だったんだね……」

ということが気になって、集中できない・笑
90年代後半ぐらいのドラマだと「ああなんか懐かしい」ぐらいの気持ちで見れるのだけどね。バブル期は小学生だったのでまったく経験していない文化で、いちいちショックが大きいのだ。

ごつい肩パッドの入った女性の服

飲酒運転への抵抗感の薄さ

ディスコで躍る変なダンス

オフィスで誰のデスクにもパソコンがないw

オフィスでガンガン煙草吸う

男尊女卑的な発言

などなどなどがほんの十数分の中にみっちりと詰まっており、まあ、時代劇と思って見ればいいのでしょうけれど。
フミヤ氏がディスコで変な踊りを踊っていたり、時代錯誤な服を着て時代錯誤な発言をするところは、積極的に見たいと思えないな……。
で、フミヤ氏の出番が来るまで耐えられず、「いつか見よう」で放置していたのだ。

しかし、意を決して鑑賞したらば、案外大丈夫だった。
藤井フミヤは、私の知っている藤井フミヤとしてドラマの中で生きていた。役がついているのだからそれがいいことなのかはよくわからないけれど……おそらく「この役はフミヤで」という前提で書かれた役なんだろうと思った。

主人公の松下由樹はマガジンハウスの「Hanako」の編集部で契約社員として働いていて、フミヤ氏は彼女の高校時代の先輩で元カレ。高校卒業からずっと、水商売(飲食店経営)を志している。
主人公が職場の同僚たちと「キャビアパーティ(バブルですね……)」を開いた会場がたまたまフミヤ氏の経営している店だったことで、2人は予期せぬ再会をしてしまう。というのが話の始まり。

まあ、いかにもバブル期っぽい話ではあるのだけど、フミヤ氏の役柄は女性にモテるけどあまり一途ではなく、好きな女性はたくさんいると公言してしまうタイプで。
仕事には熱心で大きな借金をして店を開いたけど、お金は回していかなければ意味がない、借りれるならもっとお金を借りて経営するお店を増やしたいという、現代にもいそうだし、現代でもモテそうな人として描かれていてホッとした。

モテるので女性のほうから押しかけられて半年ぐらい同棲しているのだけど、その相手は働いておらず、しかしフミヤ氏は彼女の家事労働に対して月給を払っているという。

「あたりまえだろう、家事労働だって立派な仕事だし、彼女だってお金は持っていたほうがいいし」

などと言い、逃げ恥を25年以上先取る行為をさらっとやっていて、どういうこと?と思ったら、その回の脚本を担当していたのが内館牧子でなんとなく納得した。全10回のうちの半分の5回分が内館牧子氏の脚本なんですよね。

フミヤ氏がディスコで踊るシーンもあったけど、普通に見れるというか「こんなダンス、今もステージ上でやってますよね」というダンスだった。
服装も「ああ、飲食店経営とかしてる人ってこういう感じよね」という服で、そこは今とそこまで変わらないんだな……と思ったり。あと、寝るときにパジャマを着ていてかわいかった。同棲相手の女性もパジャマだったので、彼女が用意した、という設定なんだろうな。

そんなわけでまだ途中だけど見ておいて良かった!
結婚1年前の色気あふれるフミヤ氏を堪能できました。結婚後はなんか、ドラマに出てもいい人路線になってしまって、こういうチャラッとした役はやらなくなってしまったよね。できれば7月31日で終わらずに配信続けてほしい。。。

ちなみにこのドラマは内館牧子の出世作「想い出にかわるまで」の半年ぐらい前に放送されたドラマで、松下由樹の勤め先のHanako編集部の上司役として、石田純一が出ている。
そんなわけで想い出にかわるまでも見たくなってしまったのだけど、配信してくれないだろうか……。

写真は、ドラマ鑑賞のお供のヴェリタスブロイでした。アルコールを飲むと寝てしまうので、家では飲まないのだ。

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