日常に帰ろう

「山と温泉のきろく」を書いている月山ももの日記です

10/15(日)紅葉のち焼肉

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紅葉ハイクの翌日、朝風呂に入って朝食を食べてチェックアウト。最寄りのバス停まで宿の車で送迎してもらう。

送迎車には10名弱の宿泊客が乗車したが、その中に女性2人組がいて、彼女たちは2人掛けの席に並んで座り、私は通路を挟んだ1人掛けの席に座った。

2人は、車に乗る前から親しげに話していたのでてっきり友人同士なのだろうと思っていたが、車中で話を聞いていたらば(聞きたかったわけじゃないが聞こえてしまった)この宿に泊まるまでは特に面識はなく、たまたま居合わせて話があっただけのようなのだった。
最初は「○○の宿は良かったわー」「私もあそこ大好き!」というような話題だったので「ときどき一緒に旅をしている友達同士」に見えたのだが、よく聞くと「いつもはどの辺に行っているの?」「お住まいはどこなの?」というような初めましてトークがちょいちょい混ざっている。

昨日か今日、あるいはもしかしたらついさっき出会ったのに、まるで友達同士のような雰囲気で話せるってすごいなと思う。こういうのは女性同士ならではだよね……。男性で、一人で来た人同士が旅先で仲良くなっているところってあまり見たことがない気がする。

まあ、私は女だけどそういうの全然ないけどね……と思ったけど、よく考えると、近いことはあったかもしれない。
去年の9月に壱岐島に行ったとき、1泊目の宿をチェックアウトしてから2泊目の宿にチェックインするまでの時間、どこかで日帰り入浴でもしようと思ってぶらぶら歩いていたら「今、○○港に行くためにタクシーを呼んでるのだけど、良かったら一緒に乗りません?」と声をかけられて、行き先がちゃんと決まってなかったからまあいいかと思って同乗させてもらい、そのまま港のカフェで一緒にお茶したことがあったっけ。

それからずいぶん前だけど屋久島でも、飲食店で相席した女性とお話したらたまたま同じ沿線の住人で「帰ってから良かったらご飯行きません?」と誘われて1度都内で会ったことがあったっけ。でも、東京で会ったらまさかのマルチの勧誘をしてきて、もう2度と旅先で連絡先なんぞ交換しないぞと思ったよね。だから壱岐島の彼女とは連絡先交換してないんだわ。

壱岐島と屋久島。離島の、それも温暖な九州の離島ならではの開放的な雰囲気のせいだったのかもしれない。

路線バスが来るまで送迎車の中で待たせてもらい、バスが来たところで送迎車を降りた。

観光バスタイプではない(=座席の座り心地があまり良くない)普通の路線バスに約2時間乗るので、乗る前は若干憂鬱だった。快適な座席のバスなら寝ていればいいけど、路線バスでは寝るのもなかなか難しい。かと言って山道でスマホばかり見ていると、酔ってしまうし……。

しかし、乗車したバスが走り出すと、周辺の木々が紅葉していて美しいのだ。

車窓から時折写真を撮ったりして、意外と退屈せずに乗っていられた。

バスは途中、全国的に有名な療養泉を持つ湯治宿を経由する。

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